Vol.15 八重桜が散るころ

GreenJam店主プランツドクター中山の気ままにコラム

よく観葉植物はいつ頃植え替えたら良いの?とご質問頂くことがあるのですが
我々観葉業界では『八重桜が散る頃が適期』という言い方をします。


桜でなく八重桜というのがポイントで、八重桜の方が桜よりも一足遅く咲くのです。
年度によって冬の厳しさや春の訪れの時期が違うので、4月の終わりに行ってください、というよりもその年その年の季節変化で状況が変わる桜などの開花状況で適期を判断することで植物の作業時期を明確にしているわけですね。
今年はもうこれを書いている時点で八重桜は散り、葉桜になっておりますので問題なく作業できますが(埼玉県)
僕が毎月仕入れに行く長野県ではまだ桜が散り始めたばかり(軽井沢町)・・・。
その地方地方によって寒さが違う訳ですから、自然にあるもので時期を図るということは
自然環境に左右される植物を相手にするのに必須の条件であると言えますね。

因みに、春から秋まで熱帯植物を戸外管理している方は、遅くとも『木枯らし一号』が吹くまでに取り込んでください。
木枯らし一号が吹くよ、という情報が初冬の天気予報で言ってますので、僕はその情報を目にしたら即取り込むようにしています。
普段からぼけーっとしておる自分なのですが、天気予報と最低最高温度だけは常にチェックしています。
特に冬は、最低気温次第では一晩で植物が深刻なダメージを負うので注視している必要があります。

基本的には春(4月中旬から5月下旬)は植物の作業を行うのに適している時期です。
ただ、植え替えなどは早めに行っていただいた方がその年に成長する期間が長く取れますので
八重桜が散ったらすぐに作業に取り掛かってあげるとお手持ちの熱帯植物も元気に育ってくれると思います!
ぜひ天気予報をチェックしてその時期に適した作業を行うようにしてみてくださいね。

レアなものも揃うこだわりの観葉植物専門店
■GREEN JAM  埼玉県越谷市花田4-9-18  HP

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