教えて!プランツDr中山さんVol.31 プロが勧める「室内で楽しむ。秋冬おすすめの観葉植物」

教えてプランツドクター中山さん
観葉植物のプロによるコラム

秋冬も観葉植物を楽しもう

こんにちは! 今年も夏が長かったですね。 地球温暖化と騒がれていますが、こう暑いのが続くと本当に環境・気候というものが 徐々に変異していっているのを感じてしまいますね・・。

来年の夏はどうなることやら・・・。

 もう10月ともなるとだいぶ涼しく、秋の草花も咲きはじめ「寒さの対策などもしなくては!」という時期になってきますね。 今回はそんな寒くなる時期でも安心して楽しめる観葉植物たちをおすすめします!

まあ基本的に室内であればだいたいどんな植物でも管理は出来るんですけどもね。

シェフレラなどの仲間

これらは暑さがやや苦手で涼しい時期にとてもよく成長します! 夏場に気密性の高い場所に置いて高温になってしまうと葉が黒く溶けたように枯れることなどもあります。 そのように弱った植物でも秋になってくるとたちまち元気を取り戻します! 涼しいのが好きですからある程度の寒さにも強いので、暖房の無いお部屋でも問題なく越冬できます(関東以西)。

インドゴムノキ

フィカス・エラスティカという名前のインドゴムノキもおすすめです! ゴムの木類の中ではかなり低温に強いので冬も問題なく越冬できます。 インド原産なので当然暑さにも強いので夏場でも高温障害などが起こりにくいです。 成長が早いので大きくなりすぎたり根がすぐ詰まったりするのが少し面倒ですね。

モンステラ

定番の観葉植物モンステラですが、こちらも寒さにはある程度耐えますのでおすすめです! といっても8℃以上は保ってもらえると安心ですね。 秋から冬にかけてあまり成長しないので、巨大になりすぎるという弱点もカバーできますので 室内に置くのであれば秋から冬にかけてがいいでしょうね。 成長期の春から夏は外の半日陰で日に当てて育ててあげるとあまり葉が大きく伸びないので形よく管理することができますよ。

ビカクシダ

壁掛けや吊り下げなどの仕立てで人気のあるビカクシダですが、涼しい時期によく伸びます! 特に9月から10月にかけては成長期なので美しく展開する新芽を楽しむことが出来ます! ちょっと難しそうなイメージを持たれますが、実は育てやすく強健な植物ですのでこの機会にぜひ手に入れてみるのもいいかもしれませんね。

ユッカなどの仲間

青年の木として有名なユッカ・エレファンティペスをはじめ寒さにとても強い品種が多いです。 関東以西であれば戸外越冬も可能なほど強健なので時期を選らばずにおすすめです! ただ、室内で長く管理すると日照不足などで傷んでしまう事が多いので、室内で管理する場合は明るい窓際で水遣りの回数を少なめにして管理してあげると いいと思います。春からずっと戸外管理したものはそのまま外で越冬できますので、場合によっては外置きのまま冬越しするのもありだと思いますよ。

番外編・柱サボテンやアガベなど大型多肉植物

大型の多肉植物を秋から冬にかけて室内に置くのもアリです! これらは春から夏にかけて大きく成長するので、成長期は外の直射日光によくあてて管理、 冬は霜がおりる地域であれば室内で管理するというサイクルでいけますので冬限定でインドアグリーンとして置くのもいいと思いますよ。

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